
【江戸川区】外壁塗装の4回塗りは悪徳業者の思うツボ!?
江戸川区・葛飾区のみなさん、こんにちは! 外壁塗装・屋根塗装専門店のLuxst(ラクスト)新小岩店です! 今回のブログを執筆させていただく若宮です! 外壁塗装は基本的に「3回塗り」ですが、ここ最近は「4回塗り」を謳う外壁塗装業者が増えているようです。 実際に皆さんの中でも、外壁塗装を始めようと思い見積りを依頼したら、塗装業者からの提案で 「弊社は他社と違い、外壁塗装で4回塗りをするので安心ですよ!」等と言われた事のある方もいらっしゃるかと思います。 こうなってしまうと、「外壁塗装は何回塗りですればいいんだ、、?」と困ってしまいますよね。 ですが、外壁塗装は 『塗り回数を増やせば良い』という訳ではありません。 今回のブログでは、外壁塗装の4回塗りについてご紹介していきましょう! 1.外壁塗装の4回塗りは本当に良いもの? 外壁塗装は、外壁専用の塗料を外壁面に塗っていく工事ですが、『塗料の塗り回数』がとても大切です。 外壁塗装を施すとお家の外壁は塗料の薄い膜で覆われ、この薄い膜を"塗膜"と言います。 この塗膜が、紫外線や雨風・ホコリなどの自然環境によるダメージから外壁を守ってくれています。 外壁に塗膜を作ることで、外壁材は直接ダメージを受けなくなりますので建物の寿命を伸ばしてくれます。 この塗膜を作るために外壁塗装工事では、下塗り・中塗り・上塗りと塗料を3回塗り重ねる事が基本ですが、 外壁塗装業者の中には、4回塗りや5回塗り等と塗料を塗る回数を増やした提案をしてくる場合があります。 塗り回数を増やすと、以下の3つの事が発生いたします。 1.使用塗料の量が通常の2倍、3倍と増える 2.工程が増えるため、人工が増えるので人件費の増加 3.回数が増えればその分工期が遅れる まずは、皆さんにこの3つの事を覚えていただきたいと思います。 それでは、各項目ごとにさらに詳しくご紹介していきましょう。 ①使用する塗料の量が増える 外壁塗装で塗り回数を増やすという事は、増やした回数分だけ使用塗料の量も増やさなくてはなりません。 という事は、塗り回数に比例して材料費も上がり、結果的に全体的な工事費用が高くなってしまいます。 中には「工事費用が高くついても、その分塗膜が厚くなって家がより長持ちするんだからいいじゃない!」 と考える方もいらっしゃるでしょう。 しかし、それは大きな間違いです。 塗膜の厚塗りに関しましては、後ほどご紹介いたしますが、この様な謳い文句にはしっかりと目的があるのです それは、言ってしまえば詐欺行為と同じで、素人の皆さんを相手に"有る事""無い事"を適当に説明したり、 "4回塗りはこんなにも良い事ですよ"と噓の情報を流し、上手いこと4回塗りの方向に話を持っていきます。 4回塗り・5回塗りで外壁塗装を行うことになると 工事料金は塗り回数毎に増す事となりますが、塗り回数を増やす事の目的はここにあるのです! 【実際にあったお話】 業者から「4回塗りや5回塗りなど、塗装は塗れば塗るだけ強い外壁を作ります!」と嘘の説明を受け 何も知らないお客様はその話を信じてしまい、4回塗りで工事を依頼しました。 しかし、実際の工事内容は酷いもので、増やした回数分の材料費はしっかり受け取り、 実際は2回 3回しか塗らずに塗装工事を終わらせていたのです! ですが、このような手抜き工事や不正な行為をおこなっても、お施主様には何回塗ったのかは全く分かりません。 ましてや、通常通り3回塗っていれば 、何も不具合は起きないわけですから疑う余地もないのです。 今回お伺いしたエピソードでは、工期が思っていたよりも短かったことと、 ご家族の方が毎日の作業内容をメモに取っていたことで不審に思い、幸いにも発覚した事例でした。 ただでさえ安くはない外壁塗装を、わざわざ高くしてまで行う必要はありません。 ですので、この様な4回塗りを謳う外壁塗装業者には、十分に注意を払いましょう。 ②工程が増えることで人件費の増加 外壁塗装の内訳には、材料費等の他にも工事手間賃として職人の人件費も含まれています。 外壁塗装工事は、どこの業者さんに依頼しても金額に大きな差はありません。 ですが、職人さん一人当たりの金額は各業者で異なりますので、外壁塗装をするには塗料費と人件費が加算されます。 そのため、通常は3回塗りのところを4回塗りにした場合、1工程増えますので工程に比例した作業員が必要になります。 例えば、1日二人の職人が現場に入っていて、一人あたりの人件費が3万円だとしたら一日に掛かる人件費は6万円です。 そして、規模にもよりますが1工程終えるまでに2日掛かるとすれば、人件費は12万円となります。 ただし、これは例えの話でありもし職人さんが二人以上現場に入っていたり、 1工程終えるまでの期間が増えれば、その分人件費は跳ね上がります。 また、人件費が3万円以上であれば、当然1日にかかる人件費は高くなります。 さらに、4回塗りではなく5回塗りとなれば、もっと多くの人件費が必要となります。 ですので、工程が増える事でその分人件費が加えられるという事です。 また、これも詐欺行為として行う業者もいます。 【実際にあったお話】 内容は使用塗料と同様で、4回塗り分の人件費だけを受け取り実際のところは2回、3回塗りしか行わない、という内容です。 しかし、見た目だけではお客様には塗り回数の違いが全く分かりません。 この様な悪徳業者に外壁塗装を依頼しないよう、業者選びは慎重に行い気持ちよく住まいのリフォームをしましょう! ③塗り回数が増えることで工期が遅れる 外壁塗装というのは、1回塗るごとにしっかりと乾くまでは次の塗装をしてはいけません。 塗料をしっかりと乾燥させ、塗膜を重ね層を作っていくため、塗装後は1回1回乾かす必要がございます。 そのため、通常3回塗りの外壁塗装を4回塗りで行う場合は、 塗料を乾燥させる時間が1回分増えるので、その分工期が伸びてしまいます。 また、通常以上の塗り回数をした場合は、工期が長くなるのにも関わらず、 通常の塗り回数(3回塗り)と同じ工期だった場合は注意が必要です。 それは、追加した塗布回数分の乾燥時間・塗装時間を考えないで、見積もってしまったスケジュールの場合があります。 4回塗りにした場合は、その分工期も遅くなる事を覚えておきましょう。 2.4回塗りによる塗膜への影響 ここまでご紹介してきたものは工期と費用に関してですが、この二つは詐欺行為でない限り我慢すれば済む話でした。 ですが、外壁塗装の4回塗りは塗膜に対する影響もございます! 「4回塗りで塗膜を厚くする」と聞くと、一見強力な塗膜になりそうと錯覚しますが、 化粧でも厚くすると割れやすい(ヒビが入りやすい)のと一緒で、実は塗膜も無理をするとヒビ割れやすくなります。 化粧を肌に多く塗り重ねても、化粧のノリが変わらないのと一緒で、 塗膜を厚く塗っても耐久性などの塗料の効果は変わりません! ですので、『4回塗りの外壁塗装は高価になる』というデメリットしかないのです。 だからこそ、塗料メーカーは実験に実験を重ね、標準仕様書を出している訳で その業者だけが知っていて、塗料メーカーの知らない裏テクニック等もございません。 そもそも塗料メーカーは塗料を開発する事を目的として、それぞれに特化している専門家の方達が集まり、 何万通りと実験をしているからです。 塗料のプロフェッショナル集団に、塗装を目的としている塗装業者が メーカーを超えられる実験ができるのか?、、、答えはもちろん不可能です。 という事は、外壁塗装工事では正確に塗料の量を適正値で塗ることが、耐久年数に大きく関わってきます。 以上の基本さえ踏まえておけば、4回塗りの高い工事代金を支払わなくても済みますので、 悪徳業者のイメージ戦略に踊らされないように気を付けてください。 Luxst(ラクスト)新小岩店は外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。江戸川区・葛飾区地域密着で多くの信頼と実績を積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。 地域密着だからこそ実現できる適正価格で高品質な塗装をご提供いたします。 これまで積み重ねてきた信頼と実績に恥じぬよう、誠心誠意対応させていただきます。 ■Luxst(ラクスト)新小岩は塗装価格に自信があります! ■Luxst(ラクスト)新小岩店には、お客様から選ばれる理由があります! 2021年03月06日 更新外壁塗装コラム