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タイル外壁はメンテナンスフリーではありません!

タイル外壁はメンテナンスフリーではありません!

外壁材の中でも優れた耐久性を持つタイルですが、そんなタイル外壁でもメンテナンスは必要です。
「タイルは劣化しないからメンテナンスフリーでしょ?」と思っている方、要注意です!
メンテナンスを施さなければ、大きな事故になりかねません。
このページでは、タイル外壁のメンテナンスを行わなくてはいけない理由や注意点などをご紹介いたします。

タイル外壁にも必ずメンテナンスを

補修や修繕を行う必要がないものを、『メンテナンスフリー』と言います。
タイル壁がメンテナンスフリーではない理由は、タイル壁の作り方にあります。

タイル【材】はメンテナンスフリー

タイルの素材は無機物のため、劣化があまり見られません。
無機物は、紫外線や雨風などによる経年劣化を起こさないので、メンテナンスフリーと言われています。

無機物とは、石やガラスなどの自然から採取でき、化学的なものを使用せず作られる『天然素材』のことを言います。
反対に、化学の力から生み出されるプラスチックや樹脂などの素材を、有機物と言います。

タイル【壁】はメンテナンスが必要

タイルの浮き

タイル単体では外壁に貼りつくができないので、モルタルなどで貼りつけ、タイルとタイルの間に目地を作ります。
タイルの接着面や目地は、無機物ではありません。
メンテナンスを行わなければ隙間が生まれ、その隙間から雨水などが入り込み、タイルが欠けたり、浮きや剝離、欠落などの劣化症状が発生します。

タイルを支える下地や目地などの寿命は、約10年。
タイル壁そのものは強靭な強さがありますが、他の外壁材同様に10年前後でメンテナンスが必要です。
また、タイルは劣化しづらいとはいえ、長い間雨風に晒されていれば汚れが付着するので、洗浄も必要です。

タイル壁のメンテナンスを怠ると大変危険

タイルは、非常に硬い材質です。
タイルが落下した場所に
「もしも通行人がいたら……」
「もしも車が停まっていたら……」
と、考えるだけでも嫌な状況です。

このような危険性を招かないためにも、タイル壁のメンテナンスは定期的に行いましょう!

タイル外壁のメンテナンス方法

高圧洗浄

耐久性に優れ、汚れがつきにくいタイル壁でも、カビや藻、コケなどが発生します。
このような汚れが付着した場合には、高圧洗浄を施します。

高圧洗浄は、塗装施工の際に必ず行われる作業で、その名の通り高水圧で建物を洗浄します。
詳しくは、こちらのページにて解説しています。

高圧洗浄は必要なの? 水道代は?

高圧洗浄は必要なの? 水道代は?

外壁塗装を行う際、初めに必ず高圧洗浄というものを行います。高圧洗浄は、なぜ必要なのでしょう?外壁塗装は、決して安い買い物ではありません。少なくない費用を支払うからには、なぜその作業が必要なのかを、しっかり理解したいですよね。このページでは、高圧洗浄を施す理由などをご紹介いたします。

雨染みやホコリ、土などの表面的な汚れであれば、水のみを使った通常の高圧洗浄で問題なく汚れを落とすことができます。
しかし、コケや藻などの根を生やして増え続ける微生物の場合、ただの高圧洗浄では落としきれません。

そこで採用されるのが、『バイオ高圧洗浄』と呼ばれる洗浄方法です。
バイオ高圧洗浄は、水の他に薬品を使用して行われます。
この薬品を洗浄箇所に散布させ、その後に高水圧で洗い流すことでコケや藻などの頑固な汚れを根元から除去することができます。
人体への害もなく環境に優しい薬品なので、一般的な住宅でも使用できます。

タイルの貼り替え

タイル自体は耐久性が高いため、タイルそのものを交換する必要はありませんが、欠けや割れなどの破損、浮きや剥落が生じている場合には貼り替えを行う必要があります。
貼り替えには、全面的な貼り替えと部分的な貼り替えがありますが、多くの場合、部分的な貼り替えを行います。
貼り替え以外には、下地の注入(浮きを直す修復)や目地修繕(欠損部分の修復)があります。

タイルには型番があります。
建設時にあった型番がメンテナンスを行う時には廃番になっていたり、既存タイルと全く同じものを揃えるのは難しい場合もあります。
このような場合には、色や柄、厚みなど、なるべく既存タイルに近いタイルを選択します。

クリヤー塗装

タイル壁に塗装を行う場合には、色をつけない『クリヤー塗装』が行われます。
クリヤー塗装は、タイルのツヤ出しを目的として行われます。
美観を保つことができ、タイルや目地を保護できるメリットも。

しかし、一度塗装を行ってしまうと、塗料の塗膜の劣化が発生するので、塗膜の耐久年数に合わせて塗り替える必要があります。

タイル壁メンテナンスのDIYは危険です!

これまでご紹介したメンテナンス方法は、あくまでも施工店に依頼することが前提です!
もしも、ご自身でDIYをお考えであれば、高所での慣れない作業は大変危険ですので、絶対にやめましょう。

タイルの貼り替えを行うには、タイルを剥がすための電動工具や手動工具が必要です。
高圧洗浄も、一般家庭用の洗浄機ではパワーが足りず、業務用洗浄機が必要になります。
塗装に関しても、知識がなければ早期剝離など様々なトラブルを引き起こす原因になります。

どの施工も一見簡単に見えるかもしれませんが、知識や経験があって初めてできる作業です。
DIYを行うとすれば莫大な日数がかかります。
仮にタイルの貼りつけが上手くいったと思っても、わずか数日で剝がれ落ちてしまう可能性大です。
施工店に依頼し、安全安心な施工を行いましょう!

ラクストでは、相談・診断・見積りは無料です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

ラクスト新小岩店